アメリカ「パリ協定」の正式な離脱時点  国連発表

(VOVWORLD) -国連はアメリカのトランプ政権から地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」を再び離脱するという通告を受けたことを明らかにし、正式な離脱は1年後の来年1月になると発表しました。

アメリカのトランプ大統領は、1月20日の就任初日に、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」から離脱する大統領令に署名しました。

これに関して国連は28日、グテーレス事務総長がアメリカから「パリ協定」を離脱するという通告を受けたことを明らかにしました。

正式な離脱は来年の1月27日になるということです。

アメリカはトランプ政権1期目の2020年に「パリ協定」を離脱したあとバイデン政権のもとで再び加入し、今回、再びの離脱となります。
国連のデュジャリック報道官は記者会見で「われわれはパリ協定への取り組みを再確認し、地球の平均気温の上昇を1.5度に抑えるためのあらゆる効果的な努力を支援する」と強調しましたが、世界第2位の温室効果ガスの排出国であるアメリカによる協定の離脱で地球温暖化対策は後退を余儀なくされそうです。(NHK)

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